【大阪市】マンションでの足音や騒音対策

マンションなどの集合住宅では様々なライフスタイルの入居者が暮らしているので、騒音によるトラブルも発生しやすくなります。
今回はマンションの足音や騒音トラブルの注意点、対策をご紹介したいと思います。
目次
●マンションでの騒音トラブルは多い?
マンションでは同じ建物で多くの人が暮らす為、住人同士のトラブルが起こりやすい傾向にあります。
その中でも特に多いのは「騒音トラブル」です。
●マンションでの足音・騒音で困った時は
マンションの隣室や上階からの騒音が限度を超えている場合、はじめから住人同士で直接やり取りすることはトラブルに発展しやすいので、まずはマンションの管理人(管理会社)に相談してみましょう。
掲示板での注意喚起や住人への注意など何らかの対策をしてもらえるでしょう。
また、騒音が原因で体調が悪化した場合は病院で診断書をもらっておくことをおすすめします。
●騒音対策
◆天井の防音対策
上階からの足音で困っている場合、下記のような方法で天井に工夫することで騒音を軽減することができます。
・吸音材、遮音材を天井に貼り付ける(ホームセンターなどで購入可)
・二重天井のリフォーム工事
(天井裏にもう一層天井を造る方法で、比較的大規模な工事が必要なので本格的な対策を希望する方におすすめ)
◆防音グッズ
耳栓・イヤーマフ・イヤホンやヘッドホン(ノイズキャンセリング機能付)
などの防音グッズを使用して防音対策するのも効果的です。
◆自室から騒音を出さない対策
近隣住戸からの騒音が気になるのであれば、あなた自身や家族の足音や騒音が気になっている住民がいる可能性もあります。
自室から騒音を出さない工夫も実施しておくことをおすすめします。
特に小さいお子さんがいらっしゃる家庭では、できる限りの配慮が必要です。
パズルマット(クッション性の高い素材で防音性に優れている)や、防音性の高い絨毯なども販売されていますのでフローリングに敷くと騒音を軽減することができます。
●マンションの足音・騒音被害の解消法
◆管理人に相談
当人同士で直接話し合うと感情的になりやすく、話がよりもつれる場合もあります。
相手によっては逆恨みされるなど、更なるトラブルを避けるためにも公平に判断できる管理人など第三者を交えて話すことが望ましいでしょう。
◆弁護士に相談
管理人(管理会社)での解決が難しい場合は、費用はかかりますが弁護士に依頼する方法もあります。
その際は騒音問題に詳しい弁護士に依頼することをおすすめします。
◆調停や裁判
弁護士による交渉でも解決しない場合、裁判所で調停・裁判を行うことになります。
◆ADR(裁判外紛争処理手続き)
裁判以外ではADRを利用する方法があります。
ADRとは「裁判外紛争処理手続き」のことで、各都道府県の弁護士会に設置されている紛争処理センターで利用が可能です。
裁判をすることなく、当事者同士が公正かつ満足のいくようにトラブルを解決できるようする手続きで公開の法廷で行われる裁判とは違い、非公開で手続きが行われます。
◆ 引越し
様々な対策をしても改善されず、問題が解決しない場合は、思い切って引越しを検討するのも一つの解決策です。
分譲マンションの場合、なかなか大変ですが騒音によるストレスで病気になってしまうよりは最終手段として別の場所に引越すという選択肢もあります。
●まとめ
マンションではたくさんの人々が暮らしており、全く騒音を発生させずに生活するのは不可能です。
しかし度を越えた足音や騒音で困っている場合は、まずは管理人や管理会社に相談して対策してもらうようにしましょう。
また、できる範囲で自室からも騒音を出さない対策を実施するのがおすすめです。
住人同士のトラブルを避けるためにも日頃から近隣との良好な関係を構築しておくことも大切ですね。