【大阪市】テラスハウス(連棟住宅)売却のポイント

テラスハウス(連棟住宅)はそうでない住宅に比べ、一般的に売れにくいとされています。
今回はその理由と、そもそもテラスハウス(連棟住宅)とはどのような住宅なのか、
また売却する場合のポイントをご紹介したいと思います。
目次
●テラスハウスとは
「テラスハウス」とは戸建住宅に分類される、2階建ての連棟式住宅の事を言います。
一般的な戸建住宅とは違い、隣家との壁を共有し繋がっています。
昔ながらの「長屋」と同じ作りですが、最近ではデザイン性に優れたスタイリッシュな物件も多いことから「テラスハウス」と言い分けられています。
テラスハウスはマンションやアパートのような共同住宅とは異なり、各戸それぞれの土地に所有権を有します。
そのため、駐車場や庭も所有者の専有物として利用できます。
◆タウンハウス
テラスハウスに似た形態の建物に「タウンハウス」がありますが、
テラスハウスとは異なり敷地が共同所有になっており、建物は各住戸が独立して所有権を持つ形態です。
戸建よりも分譲マンションに近い形態で、タウンハウスの建物はマンション同様に「区分所有建物」に該当します。
◆長屋
テラスハウスと長屋に明確な違いはありませんが、昔ながらの和風な造りの建物は「長屋」と言われ、比較的新しく建てられた外観や内装が現代的な住宅は「テラスハウス」の名称で売り出されることが多いです。
●テラスハウス(連棟住宅)が売れにくい理由
一般的に売れにくいとされているテラスハウス。
どのような理由から売れにくいのでしょう?
◆資産性の低さ
壁を隣家と共有しているテラスハウスは将来的な建て替えやリフォームのハードルが高く、利用が難しいため需要が限定的です。
そのため、売れにくい=資産性も低くなってしまうのです。
◆住宅ローンが通りにくい
テラスハウスは一般的な戸建住宅に比べると低価格で購入可能なところが魅力の一つですが、
一方で、住宅ローンの審査が通りにくく現金でないと購入が難しい点がデメリットとなります。
上記に述べたように資産性が低く、担保としての評価も低くなるためです。
ローンの返済が滞った場合は物件を差し押さえ競売にかけ、残債を回収しますが、
単独での建て替えやリフォームが難しいテラスハウスは希望の価格で売れにくく、金融機関にとって扱いにくい物件なのです。
◆賃貸物件に多い
テラスハウスは賃貸で貸し出されている物件も多く、購入しなくても戸建住宅の住み心地を体験できるため賃貸物件としては人気が高いです。
マイホームとして購入する場合は分譲マンションや一般的な戸建住宅の方が選ばれやすく、テラスハウスの売却はそれらに比べハードルが高いのが現状です。
●テラスハウス売却のポイント
一般的な戸建やマンションに比べ人気が低いテラスハウス。
売却を成功させるにはどうすればよいでしょう?
◆隣家の所有者に買取の相談
住戸数が多いテラスハウスの場合は難しいかもしれませんが、
隣家の所有者に買取りの意思があれば、隣家にとってもメリットであり、スムーズに売却することができます。
一度相談してみる価値はあるでしょう。
◆隣家を全て買い取って売却
隣家の所有者に買い取りの意思がなければ、逆に自身がテラスハウスの住戸を全て買い取り、その上で売却するという方法もあります。
この方法も住戸数が多い場合は難しいのと、隣家の所有者に売却の意思があるかどうかや、資金面でのハードルも高いですが、話がまとまれば資産価値を上げることができます。
まとめて売却することで大きな利益を出すことができる可能性も増えるでしょう。
◆他の隣家と一斉に売却する
隣家を買い取るのではなく、テラスハウスの住人に提案し、一斉に売却するという方法もあります。
個別で売却しにくいのは他の隣家も同じで、老朽化が進むなどしてそれぞれが売却を考えるような状況であれば、一斉売却して売却益を分配するのも選択肢の一つです。
◆不動産会社に買い取ってもらう
一番現実的な手段としておすすめなのが、専門の不動産会社に買取を依頼することです。
不動産会社への売却では、テラスハウスの住民に売却や買取の交渉をする必要もなく、個人間での取引と比べトラブルが少ないのもメリットです。
立地条件がよいテラスハウスであれば将来的に価値が上がる可能性もあるため買取を希望する不動産会社もあるかもしれません。
一度相談してみることをおすすめします。
●まとめ
今回はテラスハウス(連棟住宅)についてご紹介しました。
現在テラスハウスを所有している方、テラスハウスの購入を検討している方など是非参考にして見て下さい。
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