【大阪市】ホームインスペクションって何?/不動産売却時に知っておきたい「ホームインスペクション」について詳しく解説!
「ホームインスペクション」という言葉をご存知でしょうか?なかなか聞きなれない言葉ですが「住宅診断」や「建物検査」、「建物状況調査」とも呼ばれています。
今回は不動産売却時の「ホームインスペクション」の内容やメリット、デメリットなどを詳しく解説したいと思います。
目次
●ホームインスペクションとは?
「ホームインスペクション」とは住宅のコンディションを調査し、欠陥や補修が必要な箇所の有無などを診断するもので、ホームインスペクターと言われる専門家(住宅診断士)が診断します。
新築住宅の内覧会で専門家の立場から住宅の不具合を検査する場合や中古住宅の売買時にも行われます。
物件の規模や内容により異なりますが、一般的にマンションで2~3時間、木造戸建住宅で5~6時間ほどかかり、費用の相場は約5~6万が一般的です。
具体的には
・雨漏り
・建物構造の状態
・給排水管の劣化
・シロアリ
・マンションでは共用部分の状態など
・建物や床の傾きがないか
・住宅設備の不具合
などを調査します。
●ホームインスペクションの重要性
従来、新築住宅では工務店やハウスメーカーによってある程度の住宅の保証がありました。
しかし中古住宅の場合は売主が個人のケースが多く、ほとんど保証がない状態が一般的でした。
不動産会社も「仲介」が仕事であり、物件に問題があったとしても責任は負いません。
しかし、中古物件のリフォームやリノベーションが注目されるようになり、中古物件の人気が高まるにつれて、
ホームインスペクションが着目されるようになりました。
ホームインスペクションによって専門家の「お墨付き」を付与することで、中古住宅でも安心して購入できるようになったのです。
●売主のメリット・デメリット
【メリット】
◆早く売却できる
専門家の検査により、物件への安心感が増すことから早期売却が期待できます。
◆購入後のトラブルの防止
ホームインスペクションの実施により、あらかじめ必要な箇所を補修することもでき、好感度をアップできると共に、瑕疵の見落としを防ぎ、購入後のトラブルを防止できる役割もあります。
◆瑕疵担保保険への加入
ホームインスペクションの実施後、保険の審査に合格すれば「瑕疵担保保険(既存住宅売買瑕疵保険)」へ加入することができ、売却後に不具合(瑕疵)が見つかっても補修費用を保証金で補うことができます。
また、瑕疵担保保険付きの物件は各種税制優遇の対象にもなり、買主にとって経済的なメリットもあります。
【デメリット】
◆費用がかかる
◆不具合(瑕疵)が発見されれば補修の必要がある
不具合(瑕疵)が見つかり補修する場合は費用が発生します。
補修しないまま買主に納得してもらい売却する方法もありますが、値下げ交渉の材料になる場合や、なかなか買い手が付かないケースもあります。
●まとめ
2018年の法改正より、不動産会社(宅地建物取引事業者様)が中古住宅(既存住宅)の売買を仲介する際、
売主と買主に対して「建物状況調査(ホームインスペクション)」の制度の説明と、希望に応じた斡旋(あっせん)を行う必要があるということが義務化されました。
ホームインスペクションはデメリット以上にメリットを期待できるものです。
今後ますます、普及が進み実施する人も増加すると予想されます。
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