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【大阪市】マンション購入時:納戸って何?

マンションを購入検討中の方は物件の間取り図で「納戸」というスペースを見たことがあると思います。

一言で「納戸」と言っても様々な種類があり、6帖ほどの広さがある場合もあります。

今回は納戸とサービスルームや居室との違いや活用方法について紹介したいと思います。

目次

●納戸とは

特に6帖ほどのスペースがある納戸では、間取り図だけ見ていると居室との違いがわかりにくいですが、建築基準法で定められた居室の条件を満たしていない、居室とは認められないスペースのこと「納戸」といいます。

◆居室の条件

居室と認められるには「採光」と「換気」の2つの項目を満たしている必要があります。

【採光】

 住宅の場合:部屋の面積の7分の1以上の大きさの窓または開口部がある

 学校や病院等の場合:部屋の面積の5分の1~10分の1以上の大きさの窓または開口部がある

【換気】

 その部屋の面積に対して20分の1以上の大きさの窓または開口部が必要

(法律で定められた基準をクリアする換気扇がある場合はこの限りではない)

●サービスルームの違い

納戸の他にも「サービスルーム」が設けられている物件もあります。

サービスルームも納戸と同じく居室の条件を満たしていない空間で、納戸と明確な違いはありません。

●メリット

納戸は収納での使用はもちろん、書斎や家事スペース、趣味の空間など様々な用途で使用できます。

また、居室として認められない分同じ広さの物件より割安な価格である場合が多いです。

●納戸の注意点

居室としての条件を満たしていないので、採光や換気の他にも以下のような生活に必要な設備が整っていない場合があります。

・電話回線やコンセント、テレビ端子

・スリーブ(エアコンを設置するための管)

 スリーブが通っていないとエアコンが設置できません。

採光や換気の基準を満たしていない分、湿気によるカビなどにも注意が必要です。

●納戸:おすすめの使用方法

納戸は居室としては使用が難しいかもしれませんが、工夫次第で様々な使い方ができます。

◆キッズスペース

ある程度の広さがある納戸で小さいお子様がいるご家庭ならば、おもちゃなどを収納しつつ子供の遊び場として使用するのもおすすめです。

◆書斎・書庫・ワークスペース

2~3畳ほどのスペースがあれば、椅子や机を置いて書斎やワークスペースにするのもおすすめです。

テレワークや在宅勤務が増えている現在、集中して作業することができるスペースを確保できます。

しかし、コンセント等がなく不便なようであれば思い切ってリフォームを検討するのもよいでしょう。

●まとめ

納戸やサービスルームは、居室としての条件を満たしていない空間ですが、工夫次第でフレキブルに活用できます。

ある程度の大きさの窓やコンセントがある納戸ならば、ワークスペースや子供部屋として使用したり最適な活用方法を模索してみましょう。

これから納戸のある物件の購入を検討されている方や、現在納戸のある物件にお住まいの方はぜひ参考にしてみてください。

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