【大阪市】用途地域とは?

不動産を購入検討中の方は、チラシや不動産情報サイトで「商業地域」や「第一種住居専用地域」などの記載を見たことがあると思います。
これは「用途地域」と言い、そのエリアがどのような建物を建てられる地域なのか定めたものです。
今回は用途地域とは何か?マイホームを建てるにはどの地域がいいのか?
用途地域の種類と建築できる建物についてご紹介したいと思います。
目次
- ○ ●用途地域とは
- ○ ●住宅地に適した用途地域
- ○ ●商業や工業に適した用途地域
- ○ ●まとめ
- ○ ●過去参考ブログ
●用途地域とは
都市計画に基づき、計画的に市街地を形成する目的で用途に応じて13の地域に分けられたエリアの事を言います。
工場や商業施設、住宅など異なる種類の土地利用がお互いの生活環境や業務の利便性を損なわず、効率的に生活や経済活動を実現するため、それぞれに適した街づくりを計画的に進める為です。
都市計画地域・準都市計画地域では建てられる建物の種類や高さ、大きさなどが制限され、地域の用途・目的に応じて「用途地域」の指定が行われます。
用途地域は市街化区域にのみ設定され、市街化調整区域には設定されません。
※市街化調整区域:計画的に都市化を抑制するエリア
また、都市計画法に基づいて約5年に一度、全国一斉に見直されます。
●住宅地に適した用途地域
田園住居地域を除く7地域は上から順ににぎやかな街になっていくイメージです。
◆第一種低層住居専用地域
・閑静な住環境で生活を希望する方におすすめの地域
低層住宅の為の地域で、高さ10メートルか12メートルまでの建物しか建築できません。
基本的に住宅・共同住宅・寄宿舎・下宿のみ(公共施設除く※病院・大学は不可)
◆第二種低層住居専用地域
・飲食店やコンビニの建築が可能(床面積150㎡まで)で第一種低層住居専用地域に比べると、利便性UP
主に低層住宅の為の地域、高さ制限は第一種低層住居専用地域と同様です。
◆第一種中高層住居専用地
・落ち着いた環境の分譲マンション購入希望者におすすめ
中高層住宅の為の地域で高さ制限なし。
大学・病院・スーパーマーケット(500㎡以下2階建て以内)も建築可能
◆第二種中高層住居専用地域
・利便性の高い分譲マンション購入希望者におすすめ
主に中高層住宅の為の地域で高さ制限なし。
事務所や店舗(1500㎡以下2階建て以内)の建築可能
◆第一種住居専用地域
・駅近など生活の利便性を求める方におすすめ
高さ制限なし。
住宅以外の店舗・事務所・ホテル等(3000㎡まで)建築可能
◆第二種住居専用地域
・住宅と商業施設が混在する地域でにぎやかな街
高さ制限なし。
ボーリング場等娯楽施設の建築可能
◆準住居地域
・車の移動が多い方におすすめの地域
高さ制限なし。
幹線道路や国道沿いに指定されることが多く、
「道路の沿道としての地域の特性にふさわしい業務の利便の増進を図りつつ、これと調和した住居の環境を保護するため定める地域」とされています。
◆田園住居地域
・農業をしている人の住居におすすめの地域
農業の利便性を考慮しつつ低層住宅の環境を守る地域で、高さ10メートルか12メートルまでの建物しか建築できません。
教育施設や住宅に加え、農産物直売所(500㎡以下)や農業に関係する店舗や飲食店の建築可能。
●商業や工業に適した用途地域
【商業】
◆近隣商業地域
・利便性が高く、人や車の往来が多いため比較的騒がしい地域です。
準住居地域より更に制限が緩和された地域。
◆商業地域
・完全に商業施設の発展に特化した地域です。
地価が高く戸建は少ない傾向にあります。
【工業】
◆準工業地域
・工場に勤めている方におすすめの地域です。
工場や住宅だけでなく教育施設や生活に便利な施設も建築可能。
◆工業地域
・工業の利便性を図る地域で公害発生の恐れがある工場も建築可能なため周辺環境に注意が必要です。
住宅や店舗の建築も可能ですが、病院や学校の建築は不可です。
◆工業専用地域
・工場の為の地域で騒音や日照の問題について注意が必要です。
住宅、店舗、教育施設、病院などの建築は不可。
●まとめ
マイホームを購入するなら
「住宅が密集していない比較的静かな街がいい」
「駅やスーパーが近くにあるとことがいい」
など人によって要望は様々です。
そのような場合、用途地域を確認すればどのような地域なのかだいたいの予想がつきます。
また、用途地域によって建築できる建物の高さや大きさも決まっているため土地を購入して建物の建築を検討している方は必ず確認するべきポイントです。
理想の環境でステキなマイホーム生活を送るためにも、ぜひ用途地域の確認をして見て下さい。
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